<私達の姿勢><私達の職業><私達の欠点<私達の原点>
私達の姿勢
私達の製造物は永遠に形を残す訳ではありません。
燃やす予定の無い物や捨てられる予定の無い物でもいつか
は消滅します。
この時私達の作った物が邪魔をしている・・と言われたく無
いから邪魔をする様な物は作りたくありません。
そして、少しでも、みなさんが楽しく気持ちよく暮らせる様に
なる物を好みます。


原始的な構造や自然の動力(バネとか磁石、風力や重力等)
を使う事も好みます。シンプルな構造は、美しささえ感じます。
ゼンマイや太陽電池等も入れましょう・・・・エコでアナログ的
だから・・・・・・・

他の仕事もそうだと思いますが、デザインも妥協点は、つき
ものだと思います。このフォルムにすると、すばらしいが製造
コストがかかるとか、そんな場合は柔軟に対応し必要無い
部分にはこだわりません。でも必ずポイントは押さえます。
ポリシ−が無いのかって?・・・ありますよ、でもこれ位です。
ほかには、変なこだわりは、ありません。
何故かと申しますと過去他デザイナーと組んで仕事をされた方
達の多くが、製造を知らないデザイナーの強い主張に押され
製作の困難な製品に翻弄された経験を持って居るからです。

デザインは、だれでも評価出来る物だと思います。
成功の定義はありませんが、過半数以上の支持が得られ
なければ成功とならない訳で一部分熱狂的に支持される芸
術とは根本的に違うと思っています。
だから、あえてこだわりを持たない様心がけている訳です。
・・・これが私達の姿勢です!
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私達の職業
職業は?と聞かれると工業デザインをやってますと言うと・・
工場の設計?・・工場は設計しません。でも、中の機械や工
具やその工場で作られる物を作ります。

工業デザインは、世の中には認知されていないようです。
技術設計者と工業デザイナ-、又色々なデザイナ-は親戚の
様な物でその専門によって偏って来ると考えます。
そんな目で見れば私達は技術系工業デザイン会社とでも言
うのでしょうか。
最近はプロダクトデザイナ-等とも言うようです。

発明家なんですねと言われますが、町の発明家ではありま
せん。決して町の発明家を愚弄している訳ではありません。
多くの物はすばらしい発想に驚き感心させられます。
実際、町の発明家の発想を実現化するのも、当社の重要な
仕事なんです、いわゆるお得意様なのです。
私達と根本的に違うのは、私達は依頼されてから必死に考
え抜き納期迄に必ず答えを必ず出す事が、違うと思います。
だから、どの様な仕事の内容でも、スム-ズに仕事を遂行す
る為、日々色々な物に興味ち、内容を把握する様に心がけ
ています。(現在個人様の依頼は対応しておりません)
仕事の過程で発明やその他の工業所有権が発生する事は
ありますが大抵の場合依頼者に差し上げます。
又、他社の工業所有権の物を抵触しないで、同様又、それ
以上の状態を作り出すと言う事もあります。

ジャンルは問いません・・物作りで複数制作するものでは車
からパンストの箱まで作ります。
製品デザインに止まらず詳細設計やプラ金型設計迄します。
特にアナログ的な機構デザイン(要素の設計)が得意です。
電気回路設計は出来ません。建築の設計は出来ません。
服飾のデザインも出来ません、会社のロゴは必要に迫られ
やります。屋外や室内の立体の広告物は、やります
又、社内の設備は無いけれど溶接や機械加工もこなします
これは非常にめずらしい事だと思います。
溶接や旋盤等の機械加工が出来るデザイナ-って聞いた事
ありますか?
昔取った何とかで、一流のレベルだと自負しています。
企業内デザイナ−の方々は、加工の方面に触れる機会は
限られますのでこの面でも新しい創造が出来ると思います。
よくありがちな、出来ない、又は、製品に成らないデザインは
当社には絶対ありえ無い訳です。

工業デザイン、それを支える工業デザイナ−達は、気持ち悪
い物や不愉快な物を、気にならない物や、皆が好きな物に替
えたり便利に使える物に替えたり、世の中に無い物や形にす
る業を持った職人さんだと思います。
だから、みなさんが持っているこんな物を作りたいという気持
ちを実際の物にするという作業をするのが、私たちの職業で
はないでしょうか・・・今までの多くの方々はメモ書きのスケッ
チや口頭で内容を私達に伝えて製品にしてくれと言う依頼が
多かった様に思います。                      <戻る>    


私達の欠点
私たちは、情けないかな手書きのデザインスケッチが描けま
せんそのようなスタッフがおりません。
今後描けるスタッフを入社させる予定もありません。
工業デザイナ−であるから、マ−カ−等使いこなしこのような
デザインはいかがですか?等とやりたい所だが・・・・・
だからマ−カ−の変わりにマウスを持って3Dモデルを一生懸
命作ります・出来てしまえばアングルが自由で、こっちの方が
便利かもと自分達で宥めあっています。
中には、手書きの方が味があっていいよ等とおっしゃる方もお
見えになります。
私達は、イラストレ-タ-ではありません。
(普通工業デザイナ-は書くのが常識です)・・・とは言うものの・・
こんな場合には有能な外部スタッフに依頼する時もあります。
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私達の原点

昔作った車達へリンクします。
我々のル-ツがなんとなく   
分かると思います。       
実は、工業デザイン課出身者は1人もおらず、全員機械工学
課出身なのです。
原点は、フォ−ミュラ−マシ−ン製作にあると思っています。
まだ、パソコンもこれほどのパワ−を持っていなかった時代メ
モリ−付き電卓と大きなドラフタ−で数々のマシ−ンを設計し
てきました。
FRPのカウリングやアルミのモノコックシャ−シ等自分達で磨
いたり曲げたり溶接したり、そして週末はサ−キットでドライバ
−に乗ってもらい、次週に向けてマシ−ンをばらし、レ-スをし
整備し、スペアを作ったり又、図面を引く毎日でした。
タイヤ、エンジン、以外は、ほとんど全て自分達で作りました。
ブレ-キロ-タ-やキャリパ-、鋳物用の木型さえ削りました。

フォ−ミュラ−製作で得た多くの物作りの経験や究極の美しさ
を求める気持ちが、現在の私達の工業デザイン活動の原点
思っています。
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